樹むら通信 48

手間のかかった品というものは、とことん見どころがあって面白い。

どのような技術・材料が用いられ、どれほどの時間をついやし手がけられたものなのか。

製作された当時の時代背景・生活環境・文化・技術など多角的な情報をもとに研究のような事をしてみる。

そうして「知る」ことは単に品物への知識や愛着が深まるだけでなく、伝統・文化・技術など少しばかりかもしれないが絶やさないことにも繋がるし、新たな所有者となられる方や次世代へ品物を引き継ぐ際の足しにもなる。

骨董は単に品物をやりとりすりだけでなく、いかにして作られた品物なのか、と同時にそれにまつわる歴史・伝統・文化など大切なものも受け継いでいく世界なのだと私は思います。

【掲載写真:上から順に 九谷焼小皿(旭山 幕末頃)sold out/ 蒔絵小箱(象彦 明治時代)sold out/ 蒔絵香箱(中は三段重 江戸末期から明治頃)sold out/ 芝山象嵌四君子蒔絵丸重(二段重 江戸末期から明治頃)】

いずれも手のひらにおさまる小さな寸法です。

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